野口哲哉展 アサヒビール大山崎山荘美術館

京都郊外にある大正時代の山荘を改装した美術館に行ってきました。天王山の山腹ロケーションがとても良く、山荘と庭園は大正から昭和初期の金持ちの暮らしぶりを肌で体感でき、金田一少年がいようものなら4・5人は惨殺されてそうな雰囲気はとても味わい深いものでした。

メインの目的は特別展示「野口哲哉展」。同年代のクリエイターなのですが、架空の設定のもとに様々な戦国武者のフィギアを作成しています。
南蛮渡来のシャネルのマークを家紋とした甲冑を身にまとった紗練家（ しゃねるけ）の武者像「シャネル侍着甲座像」や、自転車に乗った武士が出陣するさまを描いた「着甲武人自転車乗車出陣影」など現実と妄想の狭間にいるような世界観でした。

写真はおみやげ（セルフ）の合金人形。

あと何気に増築された部分が安藤忠雄設計だったり、何気にモネの睡蓮が展示されてたりしていました。

野口哲哉ノ作品集 「侍達ノ居ル処。」