センス(仕事における)
私が働いてる業界では、印刷物はいかに正しい情報を漏れなく載せるのかが重要視されてて、わかりやすさは度外視になりがちです。
だから、多くのお客さんが基本的に内容を理解できなくて困ってて、担当外の職員も何が書いてあるのかを理解できずに困ってて、結局わかってるのは担当だけで、その担当職員の前に説明を求める列ができるという負の循環。
とはいえ、わかりやすく説明することと雑に説明することとは似て非なるもので、雑に説明すると読み手の解釈が本質とズレる危険があり、安易にわかりやすさを求めて雑になってしまうのも困る。
解決策としては、書いていることが小難しくてもレイアウトやキャプションで上手く誘導すればわかりやすくなることもあるし、本質を押さえて言葉選びと図解で何とかなる場合もあります。
そういうことはセンスが求められることだとは思いますが、このセンスは生まれ持ったバランス感覚に依るものでもなく、日ごろからの積み重ねで研がれる感覚なので「センスがないから出来ない」を言い訳にしないで「センスを磨いてないから出来ない」と思いなさい、、、
と後輩に言おうとしたけど、やめました。
要するにワードの丸ゴシック12ポイントで行間ギチギチにして文書を作ることを悪と思うことから始めましょうということです。
ファッションに限らずどんな技能や表現も良いものに触れ続けて真似からでも入ってくと自然と磨かれてくものだと思うし、慣れてくれば自分のやり方も見つけられるものがセンスだと個人的には思ってます。
つつじがキレイでした。